化学生物総合管理

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第6巻 , 第1号 , (pp.30-36)
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染色実習をとおして生活を支える科学技術を伝える教育実践
都甲 由紀子1、久保山 紗貴、墨田 友理、十時 綾華2
1大分大学教育福祉科学部学校教育課程教科教育コース生活・技術教育講座 被服学研究室 講師 2大分大学教育福祉科学部人間福祉科学課程生活環境福祉コース生活分野 学生
現在、学校教育の中で「染色」を扱うことは必須ではないし、家庭科の中で衣生活の教育内容も変化しつつある。人々にとって染色された衣服を着ることは当たり前のこととなっている。衣服は最も身近な工業製品のひとつであり、衣服の製造工程を改めて紹介することは、その衣服製作技術の価値を伝え、そのほかの身のまわりの工業製品も技術革新が繰り返されて生みだされてきたという事実を改めて意識してもらう機会になりうる。本報では衣服の製造工程の一段階である「染色」をとりあげ、その実習の意義を検討するために教育実践を振り返った。その結果、本実習が身近な工業製品の生産に利用されている技術の原点や技術革新の一端について学習するきっかけとなるという点で有効であり、生活を支える科学技術について伝える教育実践として提案できるものであることが示唆された。
Keywords: 染色 , 生活を支える技術 , 教育実践 ,
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